
| フラメンコとは? | |
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「感性の芸術」と呼ばれるフラメンコ。華やかでダイナミックに、時には妖しく、時には寂しげに舞う。 東方からの放浪の民ジプシーによってもたらされたフラメンコは、スペイン南部、アンダルシア地方でこの土地の音楽・文化と融合し発展しました。フラメンコは西洋の中にありながら、非常に東洋的色彩を持った独特な音楽なのです。その歴史はまだ 200年は経っていないとされています。 ジプシーの鍛治の音、馬のひずめの音など、 フラメンコには独特のリズムがあり、それをコンパスと呼びます。フラメンコには歌(カンテ)・ギター・踊り(バイレ) があり、この独特のコンパスにのせて始まります。 舞台での花形である踊りですが、フラメンコは初めに歌があり、次にギターの伴奏、最後に踊りが付けられたとされています。カスタネット、ピト (指の鳴らす音)、サパテアド (足音)、パルマ (手拍子)などの技巧を駆使して賑やかに最高潮に達すると、見物人から「オーレ」「アルサ」(元はアラブの神への祈り)と掛け声がかかり、踊り手もギタリストも一層盛り上がっていきます。そして見物人と演奏者が一体となって雰囲気を創り上げていく、それがフラメンコの醍醐味です。 当初はジプシーの家庭やお祭りで楽しまれていたフラメンコですが、19世紀にカフェ・カンタンテというフラメンコ酒場で披露されるうちに、今のフラメンコの形に発展したといわれています。その後、20世紀に入ってカフェ・カンタンテに代わるタブラオというフラメンコを観賞できる場所が登場しました。現在はタブラオの他に、劇場公演や、様々なフェスティバルでも見ることができます。そして本場スペインではもちろん、実は日本にもいくつもあるタブラオで、日常的に美味しいスペイン料理と一緒に情熱を味わえる、そんな素敵な体験はいかがでしょう。 踊り手が感じたことを自由に表現した即興の芸術を、観客と分かち合うのがフラメンコの魅力。ほとばしる汗や声、リズムに引き込まれることでしょう。手拍子や掛け声は、舞台から求められたり、周りの観客が盛り上がっていたら、真似をして一緒に参加してみましょう。舞台と観客が一体化する瞬間を味わえます。ちなみに、フラメンコで必ず耳にするのが「オレ!」というJaleo(ハレオ)という掛け声。良いタイミングでハレオがかけられればフラメンコ通の証です。 |
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| フラメンコの種類 | |
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フラメンコは踊りと歌とギターの三つで構成されたものが多いですが、そのほかにも、歌だけを聴かせるもの、ギターだけのものとスタイルは多様です。また、セビーヤの春祭りに代表されるアンダルシアの祭りでは二人組で踊る"セビヤーナス"(Sevillanas)がよく観られます。さらには無伴奏で歌われ、踊られることもあり、より原始の不思議なリズムを感じられることもあるでしょう。 また、フラメンコの曲にはリズム(コンパス)や曲調によって多くの種類があります。例えば、孤独を由来とする「ソレア (Solea)」、 嘆きを表現する「シギリージャ (Seguiriya) 」、喜びを表わす陽気で爽快な「アレグリアス (Alegrias)」、あざけりを語源とするテンポの速い「ブレリア (Buleria)」、 セビージャ地方発祥の舞踊曲を起源に持つ「セビジャーナス (Sevillanas)」などです。 いずれにしても、深い感情の表れを味わう芸術に違いありません。テンポが速く、聴いているだけで体が動き出しそうな音楽、泥臭くてエキゾチックな個性。難しい技術ももちろん大切ですが、フラメンコは、クラッシックバレエなどのような年齢や体型の制約やハンディがないばかりか、むしろ人間くささが表現されるライブパフォーマンスです。 フラメンコと言えば、女性にはセクシーな衣装も憧れの一つです。印象的なたっぷりしたフレアのスカートに背中のぱっくり開いたドレス、それを着こなす締まった背中を持つプロのダンサーの姿。若い女性よりはある程度ベテランの女性がかっこよくみえるというもの。健康美を好しとするスペインの美意識にも通じるものがあるのかも知れません。 |
![]() 写真提供:チャコット |
| フラメンコ最新情報 |
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ライブだけでなく、人気のスター達の素晴らしさはDVDやCD、映画などでも楽しむことが出来ます。 ギターの分野注目のアーチストでは、1960年代末に登場したパコ・デ・ルシアです。ジャズやクラシック・ギターの要素を大胆に取り入れ、ギターの奏法に革命的な変化をもたらしました。その後継者としてビセンテ・アミーゴやトマティートなどその系譜を嗣ぐ若手・中堅のギタリストも活躍しています。歌・カンテでの注目は男性歌手カマロン・デ・ラ・イスラが名高く、その人生が映画にもなっています。舞踊の分野では現代を代表するホアキン・コルテス、アントニオ・カナーレス、ファルーコなど多くのダンサーがいます。まずは1995年カルロス・サウラ監督の作品「フラメンコ」で一気にフラメンコの魅力に触れることをお薦めします。目が釘付けになること間違い無しです。 |
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